はじめに
皆さんこんにちは!最近、生成AIやAGIの話題に興味津々のぺぐと申します。
AIの進化に伴い、私たちの生活や仕事のスタイルも大きく変わろうとしています。その中でも特に注目を集めているのがChatGPTをはじめとした「生成AI」です。
ディープラーニング技術によって支えられた生成AIは、画像、動画、音楽、テキストなど、さまざまなコンテンツを短時間で生成することができます。これまで人間が長時間かけて行っていた仕事を短時間で終了させるポテンシャルを秘めており、それ故に「どのように仕事に活用できるのか」「人々の仕事が今度こそ(テクノロジーに)奪われてしまうのではないか」「難しそうでよくわからない」といった声があちこちで聞こえています。
そんな今日は、生成AIについての知識とスキルを評価する新しい試験制度、「生成AIパスポート試験」についてご紹介します。この試験がいかに重要で、どのように学び、合格するかを見ていきましょう。
生成AIパスポート試験の概要と重要性
試験の必要性と価値
生成AIは、以前は専門知識を持つ人々が長期間かけて行っていた作業を、短時間で可能にします。
例えば、かつては一冊の本を書くのに多くの時間が必要でしたが、生成AIを使えば驚くほど迅速に書き上げることができます。これにより、業務の効率化が進み、生産性が飛躍的に向上します。技術的な知識が乏しい文系の人々でも、生成AIを活用できる利点もあります。
しかし、生成AIの利用には倫理的な問題や著作権の問題も伴います。例えば、不正確な情報が含まれる場合やAIによる偏見が混じる可能性があります。これらの問題を解決するためには、正しい知識を持ち、適切に生成AIを活用するスキルが重要です。
とは言っても、調べてみてもいろんな情報がとっ散らかっていて、わかるんだかわからないんだか… といった状態。どうにか体系的に知識を整理する方法はないかな…。
そうなんです。実際、ネットや本などで生成AIに関する情報はあふれており、本人の意思さえあれば勉強することは十分可能です。しかしながら、「体系的に整理」となるとこれが難しい。
「資格」とは、整理された範囲の知識を保持していることを証明するのが目的ですので、まさにこのような悩みにぴったりであるといえます。
生成AIパスポートの難易度・合格率は? その他のIT系資格と比較してみた
調べたところ、「2023年 第1回 生成AIパスポート試験」の合格率は70%以上はあるようでした。
その他のIT系資格の合格率を考えると、そこまで難易度の高い資格ではないと考えられます。
順位 | 難易度 | 資格 | 偏差値 | 合格率 |
1位 | 超難関 | ITストラテジスト | 71 | 15%前後 |
2位 | 超難関 | システム監査技術者 | 70 | 14〜16% |
3位 | 難関 | プロジェクトマネージャー試験 | 69 | 14.1% |
4位 | 難関 | システムアーキテクト | 68 | 13~15% |
5位 | 難関 | ITサービスマネージャ | 68 | 13~15% |
6位 | 難関 | シスコ技術者認定資格CCDE (エキスパート) | 68 | 10% |
7位 | 難関 | ネットワークスペシャリスト | 68 | 14〜16% |
8位 | 難関 | データベーススペシャリスト | 67 | 15〜18% |
9位 | 難関 | エンベデッドシステムスペシャリスト | 67 | 16~19% |
10位 | 難関 | 情報処理安全確保支援士 (登録セキスペ) | 67 | 15〜19% |
11位 | 難関 | 応用情報技術者 | 61~65程度 | 20%前後 |
12位 | やや難関 | シスコ技術者認定資格CCNP (プロフェッショナル) | 55 | 10~20% |
13位 | やや難関 | ITコーディネータ | 54 | 61.2% |
14位 | やや難関 | Linux(LPICレベル2) | 53 | 25.7% |
15位 | やや難関 | 基本情報技術者 | 49 | 46% |
16位 | やや易しい | オラクル認定Java資格 (Bronze) | 47 | 60% |
17位 | やや易しい | CCNA (シスコ技術者認定資格) | 46 | 25〜30% |
18位 | やや易しい | ITパスポート試験 | 45 | 50%前後 |
19位 | 易しい | MOSマスター (マイクロソフトオフィス スペシャリストマスター) | 37~39程度 | 80% |
20位 | やや易しい | P検(パソコン検定)3級 | 46 | 85% |
ITスキルの入門資格と言われている「ITパスポート」でも50%前後ですので、それよりも合格率は高いといえるでしょう。それがイコール難易度かというと若干怪しい(※)ですが、おおむね参考にはなるのではと思います。
IT業界人では無い私も「基本情報技術者試験」には合格できたので、なんとかなりそうかな…!
(※)
ITパスポートは近頃、ITスキルが全くの0という方も多く受験しており、むしろIT業界の方々がうけるものでは無いという認識が強いです。一方、生成AIパスポートを現時点で受験している方というのは、ある程度そっち方面へのアンテナ・興味関心が高い=基礎的な知識を持っている、とも考えられます。
生成AIパスポートの日程・試験日・試験方法は?
申し込み期間 | 受験期間 | 間に合う? | |
第1回 | 10月1日0:00〜1月31日23:59 | 2月1日0:00〜2月29日23:59 | NG |
第2回 | 2月1日0:00〜5月31日23:59 | 6月1日0:00〜6月30日23:59 | NG |
第3回 | 6月1日0:00〜9月30日23:59 | 10月1日0:00〜10月31日23:59 | まだ間に合う! |
2024年度の試験は3回(3期間)あり、上記のようになっていました。
つまるところ、もう第3回しかのこっていないんですよね。
まあ、9月末まで申し込みOKなので、時間はまだある!って感じでしょうか。
また、受験においてはどこかの指定会場にいくという形ではなく、自宅でPCから受験することになるようです。スマホからも可能なようですが、画面が見にくいなどの理由で推奨はされていません。
3回目を逃したら、次は来年の2月だろうね…。
ちなみに、受検の申し込みも公式サイトから行う形になります。個人・法人で会員登録を行い、その後で受験申込を行う流れになるようです。
試験の内容と学び方
試験はインターネットベースで行われ、60分間で60問が出題されます。
学習方法としては、シラバスに対応した公式テキストを使用することで、確実に合格できるようになっています。さらに、試験実施団体の監修を受けた公式講座も利用可能で、初学者でも理解しやすいように解説が行われます。
生成AIパスポート試験では、生成AIの活用スキルと関連する倫理的問題について学びます。具体的な内容は以下の通りです。
- AIの基礎知識:
- 人工知能の定義
- AIの仕組みと種類
- AIの歴史とシンギュラリティ
- 生成AIの理解:
- 生成AIとは何か
- チャットGPTなどの具体例
- 現在の生成AIの動向:
- 主なサービス
- ディープフェイクの技術
- 生成AIの活用前の情報セキュリティ:
- リテラシーとセキュリティ
- プライバシー保護と権利関係
- 利用ガイドライン
- 実践的な生成AIの利用:
- プロンプト制作と実例
- AIの力を業務に活用する方法
学びのポイントと受験のサポート
公式テキストを基に学習を進めることで、生成AIの基礎から実践的な応用まで幅広い知識を身につけることができます。
特に重要なのは、AI技術を正しく理解し、適切に利用するための倫理的な知識とスキルです。
試験の費用は通常11,000円ですが、学生の場合は証明書の提出により半額の5,500円で受験できます。これは学生にとって大きなメリットです。
生成AIパスポートは役に立たない?意味がない?
おそらく、受験を検討している方は資格自体が「意味がない」「無駄だ」と言われてしまうのは嫌だと感じると思います。
実際、この資格を持っていたからといって、即決で仕事の獲得や収入UPにつながるということはなかなか難しいでしょう。
しかし、最初に述べたように、「生成AI」という駆け出し(?)のまだ新しい分野について学ぶということには大変おおきな意義があり、その意思をもった人材であるということは、必ず会社やビジネスパートナーの目にプラスに映ることでしょう。
「なんかすごそうだがよくわからない」ものに対して、なんとか理解して活用していこうという姿勢を示すことになるわけですからね!
生成AIの活用が当たり前ではない業界ほど、効果はあるのでは、と考えております!
むしろIT系の業界・部署以外の方こそ取得するべきだと感じます。
結論
生成AIパスポート試験は、現代のデジタル社会で重要なスキルを証明するための試験です。
この試験を通じて得られる知識とスキルは、業務の効率化や生産性の向上に直結します。
公式テキストと講座を活用して、しっかりと学習し、生成AIのプロフェッショナルとしての道を切り開いていきましょう。生成AIの未来はあなたの手にかかっています!
早速、公式テキストをかって勉強を始めるぞ!!
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