【養殖+農業】アクアポニックスとは?仕組みや今後について解説!【SDGs】

アクアリウム
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ぺぐ
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生き物が好きな皆さん、こんにちは!!
趣味で生物飼育(メダカ・イモリ)や家庭菜園を楽しんでいる ぺぐ と申します。

今日は、最近私が興味を持っている「アクアポニックス」という魅力的なシステムについてご紹介したいと思います。

アクアポニックスとは、水中で魚やエビなどの生き物を養殖することと、その飼育水を利用して植物を栽培することを組み合わせたものです。養殖を意味する「アクアカルチャー(AquaCulture)」と水耕栽培を意味する「ハイドロポニックス(Hydroponics)」を合わせた造語のようですね。

この記事では、アクアポニックスの仕組みやメリット、今後の展望、そして国内で体験できる場所について解説します。

アクアポニックスの仕組みは?

アクアポニックスでは、養殖槽と栽培槽を循環する水が重要な役割を果たします。養殖槽では、魚やエビなどの生き物がフンや尿を排出します。このフンや尿には、植物の育成に必要な窒素やリンなどの栄養素が含まれていますが、同時に水質を悪化させます。そこで、水はポンプで栽培槽に送られます。栽培槽では、植物が水中の栄養素を吸収して成長します。この過程で、植物は水中の有害な物質を除去し、酸素を放出します。このようにして、水は浄化されて養殖槽に戻ります。この循環を繰り返すことで、魚やエビと植物の両方が健康に育つのです。

飼育水に含まれるフンなどの有害成分が、植物や野菜に利用できる形になるには「微生物」たちの力が必要なのですが、詳しくは別記事にて紹介いたします!

アクアポニックスのすごいところは?

アクアポニックスには、以下のようなメリットがあります 。

①水が節約できる!

アクアポニックスでは水は循環するので、ほとんど水を補給する必要がありません。一般的な農業に比べて、水の使用量は約90%も減らすことができると言われております。

これにより、水資源が限られている地域や都市部なんかでも魚・野菜が生産できる可能性があります!

②土地が節約できる!

アクアポニックスでは、土地を有効に利用することができます。例えば、屋上やベランダなどの限られたスペースでも、アクアポニックスを行うことができます。また、植物を縦に積み重ねることで、栽培面積を増やすこともできます。

③ 収穫量の増加が期待できる!

アクアポニックスでは、植物にとって最適な環境を作ることができます。水中の栄養素や温度、光などをコントロールすることで、植物の成長を促進することができます。また、土を使わないので、害虫や病気のリスクも低くなります。これらの要因により、アクアポニックスでは、一般的な農業よりも高い収穫量を得ることができると言われております。

④環境問題への貢献が期待できる!

アクアポニックスでは、環境への負荷を減らすことができます。例えば、水や土地の節約により、自然資源の枯渇や破壊を防ぐことができます。また、化学肥料や農薬を使わないので、水質や土壌の汚染を防ぐことができます。さらに、魚やエビの養殖により、海洋資源の乱獲や生態系の破壊を防ぐことができます。

アクアポニックスは今後どのように利用されそうか?

アクアポニックスは、今後ますます注目される技術と言えると思います!

世界的に見ると、人口の増加や気候変動により、水や食料の不足が深刻な問題となっおり、アクアポニックスは、これらの問題に対処するための有効な解決策となる可能性があります。

特に都市部でアクアポニックスを利用することで、新鮮で安全な食材を生産することができ、これにより食料の輸送や保管にかかるコストや環境負荷を減らすことができます。

またアクアポニックスは、教育や趣味としても楽しむことができます。アクアポニックスを通して生き物や植物の成長を観察したり、環境問題について学んだりすることも期待できるかもしれません。

私自身、昨年からアクアポニックスに興味をもち、元々好きだったメダカ飼育と組み合わせて「かぶ」や「ミニトマト」などの家庭菜園に取り組んでいます。メダカはサイズが小さく、水槽の規模も小さいのであまり収穫量は見込めませんが・・・。

↑昨年7月ごろから稼働中のアクアポニックス1号。メダカ(みゆき)とミナミヌマエビ、タニシを自然繁殖させつつ、上部の栽培層では「小かぶ」を育てています!結構成長スピードが速いので、定期的にお味噌汁の具材になってくれています。

メダカはもちろん()食用ではないので、アクアポニックスかと言われると微妙なとこですが・・・!

国内で体験できる場所は?

アクアポニックスに興味がある方は、国内で体験できる場所がいくつかあります。例えば、以下のような施設があります  。

BIWAKO AQUA PONICS
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BIWAKO AQUA PONICS

実際に施設を見学できたり、野菜の摘み取り+その後の調理まで体験できる施設もあるようです。お子さんがおられる方などは、家族全員で遊びに行ってみても楽しいかもしれませんね。

次回は私が趣味で作成しているアクアポニックス水槽について、作成過程から現状までを紹介できたらと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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